九州地区子どもの生活習慣づくりフォーラム

日時:平成22年1月31日(土)
場所:アクロス福岡イベントホール・福岡リーセントホテル

 

平成21年度 文部科学省委託事業 九州地区子どもの生活習慣づくりフォーラムが福岡県PTA連合会主催により開催され、福岡市から約180名の方が参加されました。

 

開会式に引き続き、東北大学加齢医学研究所の川島 隆太教授より「脳科学からみた、早寝、早起き、朝ご飯の大切さ」と題して基調講演が行われました。

 

九州地区子どもの生活習慣づくりフォーラム

 

脳の前頭前野には行動・情動の抑制やコミュニケーション・意欲・集中力・自発性・身辺自立・記憶・学習などをつかさどる働きがあり、教育の目標といわれる『知・徳・体』の『知』と『徳』をうみ出す部分といわれていることから、”生きる力”の源泉ではないかと話されました。

 

また、成長ホルモンは夜10時ごろに多く分泌されるそうですが、その時間には深い睡眠に入っている必要があるため早寝が大切である上、睡眠が6時間以下では記憶の定着が非常に悪くなるので眠りの質が重要であると言われました。
そして、夜型生活の傾向が強い現代社会のなか、このようなリズムで生活するためには、個人ではなく社会全体で考えるべきだと強く語られました。

 

最後に、親子のふれあいが子どもの脳を刺激するというデータを例に挙げながら、子どもが何かしたときにはその場でほめてあげることが大事であると親子の関わりの大切さを説かれ、この話を身近な人や地域にもぜひ広げてほしいと話されました。
続いて行われた第1分科会では「家庭 ・ 学校 ・ 地域が連携した子どもの生活習慣づくりの取組」のテーマで、城南区中学校PTA連合会の石本 俊亮会長より「おはよう いってらっしゃい!」 《やまびこ運動》 ~あいさつは 元気な街の 愛ことば~と題して発表がありました。

 

九州地区子どもの生活習慣づくりフォーラム

 

この活動は、連合会で取り組む以前から、独自に活動していた友泉中学校PTAの呼びかけで、平成19年度より城南区の中学校6校で始まったそうです。

 

活動の内容は、10月1日~11月23日を運動期間として位置づけ、各学校で期間中の1週間を強化週間としてあいさつの実施状況を調査した後、結果を報告したり、ポスター・ちらし・のぼり旗を作成して校区内に掲示することで啓発を行ったとのことでした。
またそれらの活動に加えて、生徒会とも協力し、登校時に正門や校区内の主要箇所でもあいさつを行ったそうです。

 

アンケートの結果には、この運動を通じてあいさつのよさを再認識し、今後も積極的にあいさつをしたいといった声が聞かれた反面、知らない人にあいさつすることへの抵抗や警戒感があるという意見もあることから、さらに継続的に活動することで地域への浸透をはかりたいと今後の活動への意欲で締めくくられました。