平成20年度PTA指導者国内研修

 

平成20年度のPTA指導者国内研修は、1月30日、31日に京都市PTA連絡協議会をはじめとする三ヶ所を視察しました。

 


 

京都市立大将軍小学校 

 

<京都市立大将軍小学校>

「無理なく楽しく、分かりやすいPTA活動をモットーに頑張っています」という女性会長のあいさつから始まり、PTA活動の特色ある取り組みなどについての説明などがありました。

朝の声かけ運動は、平成18年に学区内で起きた事件をきっかけに「子どもたちが安心して登校できるように」との思いから始まりました。役員と学級委員を中心に毎朝行われ、保護者はわが子を見送りながら玄関先で声かけをし、下校時には、地域の方による見守り活動も行われているそうです。その他には、PTA活動の全員参加(一人一活動)や親子での月一度のトイレ掃除など、会員一人ひとりが出来ることを少しずつ協力し合って活動を行っているとのことでした。古くからの商業地域の中で、地域の子どもは地域で育てようという人々の温もりを感じた訪問となりました。

 


 

京都市PTA連絡協議会

 

<京都市PTA連絡協議会>
京都市P協では、建物内にある『創生館』で千分の一に縮小して再現された平安京を見学した後、役員の方々との情報交換が行われました。平成10年に始まったPTAフェスティバルは“PTAの学園祭”といわれ、ステージでの演技や合唱のほか、フリーマーケットや模擬店などもあり、PTA壁新聞コンテストには、市内全部の学校が応募するなど大変活気があり、まさに「PTAによるPTAのためのPTAフェスティバル」のようです。また、「ノーテレビ・ノーゲーム・ノーケータイデー」の取り組みでは、PTAや企業などで組織され、青少年の健全育成に関わっている『人づくり21世紀委員会』と連携して、「できることから始めよう」との呼びかけや、アンケートの実施などが毎月16日に行われています。

 


 

学校歴史博物館

 

<学校歴史博物館>
廃校になった学校を利用して作られた『学校歴史博物館』には、京都市に遺された教科書や教材・教具などの教育資料や卒業生から学校に寄贈された数々の美術工芸品などが多く展示されていました。それらの展示品をみることで、京都の学校の移り変わりと人々の教育に対する考え方や熱い想いを感じることができました。
京都では、明治2年に日本で初めての番組小学校とよばれる学区制の小学校が作られ、一年間で番組(町組)ごとに64の小学校が開校しました。この背景には、さびれた町に再び活気を取り戻すために、まずは子どもたちに教育をと考えた先人たちの教育に対する熱い想いがあったようです。また、これらにかかる費用は町人たちが商売で得た利益を社会に還元するという考えで、それぞれがお金を出し合ったということでした。また、当時の学校は教育機能だけではなく、公民館や保健所、銀行など多くの機能も果たしていたことを考えると、地域にとって学校の果たす役割は大変大きかったようです。

京都市全体が教育を大変重要視する環境の中で、行政や市民団体、学校、地域、保護者が連携しながら子どもたちの健全育成に力を注いでいる、このことは、140年もの昔からこの地にあった人々の『教育に対する熱い想い』が今の世にも受け継がれてきているのではないか、と今回の視察で実感しました。
そして、同じ政令市として様々な課題を抱える福岡市でも、京都市の取り組みで学んだことを参考にしながら、積極的なPTA活動が必要であると感じた研修でした。