スマートフォン・SNS時代のネットモラル

成熟したネット社会築こう「スマートフォン・SNS時代のネットモラル」

福岡市PTA協議会役員研修会

(5月16日 少年科学文化会館)

スマートフォン・SNS時代のネットモラル

小・中学生の携帯電話・スマホ所持が急速に増えるなか、ネットモラルをどう教えたらいいのか。専門家による講演とトークセッションが行われました。

内閣府調査では、携帯電話の所持率は小学生で約3割、中学生で約5割。このうちスマホが1割~2割半ばを占めるそうです。文部科学省青少年有害環境対策専門官の関根章文氏から「知識やモラルを身につけていないと、ネット上でのいじめや情報流出などの問題に直面する場合があることや、子どもだけでなく、大人も情報モラル教育が必要」と話しがありました。

スマートフォン・SNS時代のネットモラル

スマートフォン・SNS時代のネットモラル

続いて安心ネットづくり促進協議会の桑崎剛氏が講演されました。桑崎氏は「中学生の携帯電話の所持率は女子が高く、さらにスマホを所持すると使用時間が長くなる傾向にある」と指摘。「諸外国では、子どもに携帯電話・スマホを持たせるときは、親がフィルタリングと使い方のルールを決め、常に履歴をチェックするなど関心を持っている。『携帯が欲しい』と言われて買い与えるのではなく、本当に必要か、どう使うかについて親子間でルールを作り、常に見守ることが大切」と訴えられました。

スマートフォン・SNS時代のネットモラル

トークセッションでは、ソーシャルネットゲーム提供会社「グリー」の小木曽健氏から「ネットで炎上(ブログなどに批判が殺到すること)すると、長期間にわたって悪影響を及ぼす。ネットは道具であり、使う、使わないに関係なく知識が必要」と話されました。

スマートフォン・SNS時代のネットモラル

会場からは「フィルタリングやルールといっても、親の方が詳しくないのが現実」という声も。桑崎氏は「子どもと同じスマホを持ち、同じアプリを利用して、問題点も共有しては」との提案もありました。

最後に、桑崎氏は「親がネットのプロになる必要はなく、子どもと一緒に学ぶ。ただし子どもにトラブルが起きていないか、変化を見逃さないこと。そのトラブルが親だけで対応できるものか、専門機関に相談した方がいいのか見極める力と知識は必要だ。大人も含めて、ネット社会はまだ成熟度が低い。教育や講演をとおして学習し、成熟度の高い社会を築いてほしい」と結ばれました。

参加者アンケートより

  • 子どもを取り巻くネットの現状や危険性について良くわかった。
  • 親としてネットに子どもとどう向き合うか、具体例が紹介され大変参考になった。
  • 内容がありすぎて、時間が足りなかった。
  • 桑崎先生の話をもっとくわしく聞きたかった。

以上多数のアンケートをいただきました。多数の参加ありがとうございました。