被災地を訪れて

福岡市PTA協議会 理事国内研修

平成25年11月9・10日

昨年の役員視察に引き続き、より多くの目で東日本大震災の復興現場を視察することにより、震災を風化させない、そして防災意識・地域とPTAの連携の大切さを学ぶため、役員・理事19名で宮城県の被災地を視察してきました。

他の空港と何も変わらない雰囲気の仙台空港に降り立つと、そこに被災空港の様子はなく、少し安堵しました。しかし、仙台市P協 内田会長に案内頂き、最初に名取市閖上地区を訪れその風景を見て言葉を失いました。震災から2年半が経ち、当時のニュース等で目にした悲惨な風景や、大量のがれきなどは取り除かれており、遠目には広い原っぱのような一見するとのどかな風景にも見えましたが、車を降り目にする範囲全てに、上屋を流され取り残された家の基礎部分がそのままに並んでいました。

現在も基礎だけが並ぶ町並み

報道で当時の状況は知っていたつもりでしたが、改めて津波の大きさ、そして、被害の範囲の広大さに気づきました。

次に、仙台市立荒浜小学校の校舎を訪れ、当時避難の指示に当たられた川村校長にお話を伺いました。当日は大変な状況であったが、避難訓練等を事前に実施していたこともあり、何とか被害を最小限に抑えられた話や、平時の想像を超えた災害に直面した時のご苦労などを聞かせていただきました。
小学校の校舎に立ち入ることができたのですが、屋上から眺める荒浜校区は、やはり閖上地区と同様、見渡すばかりの草の生えた空き地の状況です。街を復興させたくても、津波対策の堤防設置や土地の嵩上げがなされない限り、故郷に戻ってくることもかなわない状況のようです。

荒浜小学校 校舎内部

2年半の時が過ぎてもまだ前に進めない方々が多くおられることを再認識し、少しでも早い復旧そして復興を願わずにはいられない視察となりました。

かさ上げ道路予定断面