2学年親子ふれあい活動-馬頭琴の演奏を聞こう-

2学年親子ふれあい活動-馬頭琴の演奏を聞こう-

近年のいじめ問題、心の問題を抱える子ども達を見ていると、メディアの発達による実体験の減少もそのひとつの大きな要因ではないかと思う。
そこで2学年は国語で「スーホの白い馬」を学習するので親子で馬頭琴の演奏を聴いて、異文化や教科書に出てくる楽器、そしてスーホの心に触れて子どもの実体験につなげる。親の世代も「スーホの白い馬」を学習しているが本物の馬頭琴の音色を聴く機会はなかなかないと思うので、お互いに良い経験となり、豊かな心へとつながればいいと思う。

実施校名(単位PTA名) 野芥小学校
実施日 平成27年2月13日(金)
場所 野芥小学校 体育館
対象・参加人数 童2年生 107名
保護者・教師・幼児他 60名

活動内容

3学期に入って音読の宿題で親に毎日「スーホの白い馬」を聴いてもらいお互いに内容を反復。我が校内で実施の音読検定でも子ども達は話の一部を暗唱している。当日は演奏者と保護者の前で群読をできるよう、各クラスそれぞれの場面をみんなで心を合わせて何度も練習した。
また、たくさんの保護者に来てもらいたく、日程が決まり次第昨年の内からおたよりでお知らせし、懇談会でも委員から声かけをしてきた。前々日には子どもから招待状を親に渡させた。
当日の演奏者へのお礼に、子ども達に切り紙をしてもらい委員で花束代わりのものを作った。

この活動を行って

先生方にお願いして、当日に馬頭琴の演奏が聴ける期待感を高めるよう声かけしてもらった。また、群読も初めは合わせるのが難しかったようだが、先生方の指導のお陰で、当日の子ども達の一生懸命群読する声はスーホの悲しさや淋しさが伝わるものだったと思う。
群読後、スライドを使って講師先生が内モンゴルの生活や文化についてお話をしてくれた。モンゴルのオモチャ等を見せてくれたり、子どもたちとやりとりしながら楽しく進み、子どもも保護者も異文化に触れ感嘆の声を上げていた。
その後、1曲馬頭琴の演奏を聴き、次に楽器の説明をしてくれた。弦が2本に見えるが、実は合計で200本あるという説明に驚いていた。次は低音馬頭琴と合わせて「スーホの白い馬」という曲だった。馬が走る様子や馬のいななき声を楽器が表現し、子どもたちはそれをしっかりと受け止めているようだった。途中2人の児童と1人の保護者が民族衣装を着て演奏体験をした。計3曲の演奏を聴き、子ども達に感想を求めると、「素敵な音色だった」「自然の音がした」という声が上がり、保護者からの「とても深い音色でもっとたくさんの楽器で演奏しているように聴こえる」という意見に演奏者から、「馬頭琴は風や自然の音を表現している」と回答があった。この演奏を通して子どもも大人もそれをきちんと感じ取ることができていると感じた。
最後クラスの代表の子ども達にお礼の言葉を述べてもらいながら切り紙作品を手渡してもらった。退場する時に楽器に直接触らせてもらってすべての活動を終了した。

成果・課題

現代人は短いスパンで物事を考えがちだが、このスーホも聴いたであろう馬頭琴の音色や異文化を知ること等を通して、親も子も広い視野、考え、思いを馳せられるといいし、クラスの皆で聴くこと自体がひとつの豊かな経験となり、将来大人になっても心に残る記憶となるであろう。