【講演会・研修事業】中央区 平尾中学校父母教師会

企画表題 : 人はそこにいるだけで価値がある
担当責任者 : 福岡市立平尾中学校 父母教師会副会長 川崎 真紀
実施期間 : 平成22年10月27日(水)
参加人数 : 2年生生徒 265名、 2年生生徒265名、特別支援学級生徒6 保護者37名、 教師16名

活動内容

目的

性を大性を大切にしようと思えば、生が大切になります。性教育は生教育です。
生を大切にすれば食が大切になります。生きることは食べること、食べることは、生きることです。「性」と「生」と「食」はつながっていたのです。
上の文は、内田美智子さんの著書『 こ こ 』~食卓から始まる生教育~ にあったものです。この言葉の意味を家庭で親はどのようにして子どもたちに伝えていったらいいのか。日々の生活を親子で考える機会にしていきたい。

活動内容

講演をきいた感想

・私はいとこが1歳のころに父親が死んで泣いたのを知りました。もちろん記憶もあいまいで父親の顔も覚えてないらしくいまだに病名も教えてもらってないそうです。いとこは13歳になっていていつも私のお父さんのことをパパと呼んでいます。私は、今のお母さんとお父さんが仲が悪くいつ離婚してもおかしくない状況で、私もいずれいとこと同じ人生になるのかと思うと悲しいです。でも私は、結構小さいころに親から[死ね]や「おまえの顔も見たくない」と言われ、生まれてきたくなかった!
病気の人と変わってあげたい!いとこのお父さんと変わってあげたいと自分を責めました。でも、今は違います。たとえ、悲しく苦しくなるかもしれないけれど、今日の講演をきいて、くじけずがんばろうと思ったし、最後に日本のひとみさんという人の分まで100歳まで生きようと思う。ひとみさんがお母さんに言った言葉に感動しました。性より命の大切さについて知れてよかったと思います。(女子)

・人の命の大切さを学びました。生きているだけでいいこと、生まれてこられただけでもいいこと。途中で言っていたけど、親に文句を言ったりしていけないなと思いました。17歳の女の子が恋をしたら家族から生きたまま焼かれるなんてあり得ないと思いました。何でそんなことをするのか不思議です。次のメアリーちゃんて子もすごい年の離れている人と勝手につきわされあわされて、自由がなくてかわいそうだと思いました。好きでもない人と妊娠させられて最悪だと思いました。
最後の話は感動しました。私たちと同い年の子がガンにおかされているのにお母さんに優しい言葉を言ってすごいなと思いました。私は多分そんなことは言えません。これからも自分の命を大切にしてお母さんお父さんに迷惑をかけないようにしたいです。(女子)

平尾中学校父母教師会

平尾中学校父母教師会

・私が家に帰って今日の話を1番に伝えたいのは母です。母にありがとうと言いたいです。
今日の話を聞いて自分をうんでくれた母、育ててくれた母を思い浮かべました。世の中にはおなかのなかで赤ちゃんが死んでしまったり、生まれてすぐに施設に入れなくてはいけない人がいることを知り、いま自分がここにいれることに感謝しました。母は私にとって誰よりも強く偉大な存在であり私の味方です。(中略)両親からの愛を感じられ私は本当に幸せだと思いました。この幸せは大きなものではないけど、一生つづけばお金でも買えない大きなものになると思いました。(女子)

・講演の「人はそこにいるだけで価値がある」というタイトルを聞いても私は正直ピンときませんでした。「人は確かにみんな価値があり、生きる権利がある。でもそれは、人生のなかでたくさんのことを経験したり、多くの人と関わりあい、さまざまな感情をもつことに価値がある」と思っていたからです。しかし、この講演をきいてタイトルの意味がわかりました。私たちは母が命がけでうんだ命であり、ここに生きていることは当たり前でないことに気づきました。(中略)生きていることの重みに気づいたので、母への感謝、1日1日の重みをかみしめながら生活していきたい。(女子)

・忘れかけていた生まれてくれたときの喜びを思い出しました。当たり前の毎日を感謝の気持ちで精一杯生きて行かなくてはと思います。大人から見れば、子どもは何やっているのかともどかしいのですが、がんばっていることを認めてあげようと思います。(母親)

・子どもが小さいときを思い出し、いまの生意気な子どもも、あの小さいころのかわいかった子が大人になろうともがいている通過点なんだと思いました。毎日けんかができる幸せを感じながら彼の成長を楽しみにこれからも見守っていこうと思いました。私にも母がいます。母にお世話になったこと、そしてこれからそれを返していくことも改めて思いました。(母親)

成果と課題

昨年に引きつづき内田美智子先生の講演で、保護者だけでなく地域の小さい子どもをもつ母親の参加もありりました。「また来年もお願いします」という保護者の声もあり好評でした。オープンスクール期間中に講演を実施して、もっと多くの保護者に聞いて欲しかったのですが、講師の先生と日程の調整が難しく、今年度もオープンスクール中の実施は無理でした。講演をきいた子どもたちの感想は、家族や母親への感謝の言葉が多く、保護者からは、子どもたちが生まれてからの成長過程をふり返るとともにこれからも成長を見守っていきたい、家庭で講演のことを子どもと話していきたいと言う感想が多かった。