研修委員会

子育てとともに私が育つ”PTA活動”

講師:大野城「まどかぴあ」館長 林田 スマ氏
平成29年5月16日 国際会議場メインホール

開会の言葉・主催者のあいさつのあと、まず福岡市PTA協議会副会長の佐々木純子さんが「PTAの役割」をテーマに研修されました。やさしい口調での説明はわかりやすく、これからの活動に不安がある新役員さんには安心を、継続して役員をされる方には改めて考えるきっかけを与えてくれたと思います。

続いての講演は、大野城「まどかぴあ」館長の林田スマ氏でした。

人生の中で一番熱かった子育て時代

子育て中は思い通りにいかないから、考え、悩み、大変だった事が多く、同じ事の繰り返しの日々だったけれど懐かしい日々、と素敵な笑顔で言われていました。人生の中では、子どもが巣立ってからの時間が長く、それまでの時間は短く感じたそうです。

少女時代、祖母の教え

林田氏は筑豊の裕福な家に生まれましたが、環境が大きく変わり、少女時代に家族揃って福岡での再スタートを迎えました。いろいろと失う物も多く、悩んだ時期に祖母から「物は財産じゃない。頭と心にある財産は、誰にも取られない。学びなさい。心に貯めなさい。」と言われた言葉は、林田氏の人生にも子育てにも活かされているように感じました。

PTA活動で得るもの

PTAに関わることで、仲間が増え刺激にもなります。同じ親として、人に会い、その考え方や魅力を感じることは、自分を再認識することになると、前向きに捉えられていました。
活動も「委員会・役員会は先生が教育しやすい環境を結ぶもの」として、親が子どもを守るというより、親が学校と連携して子どもの心を育てていくのだという姿勢に魅力を感じました。

また、親が、物を分け与えるやさしい心遣い、がんばっている姿、大変な事も楽しむ様子を見せることが、子どもの心の下地になっていくという話は、つい毎日の大変さで忘れてしまう部分だと自分の子育てを見つめなおすきっかけになりました。

PTA活動の進め方

アナウンサーの仕事をしながら役員をしていた時の話の中で、「引き継ぎ資料は大事だけれど、そのときに応じて変えていく」、「それまでの流れを消すのではなく、残しながら変化させていく」、「一度やってみてダメなら戻す」、「効率的なPTAでもいいのでは」という言葉は、私たちのPTA活動にも勇気をくださる言葉だと感じました。

林田氏の講演は真面目な内容の中にご自分の事、お子さんの事などで微笑ましい内容を織り交ぜてくださり、会場にいた方々は、とてもリラックスして良い時間をすごせたと思います。親として子どもと一緒に成長していく為に、色々な方と関わり学んでいきたいと素直に思える素敵な講演でした。

「研修委員会だより」が発行されました。

『親子ふれあい週間』アンケートへのご協力ありがとうございました!

冬休みを終えた子ども達に「県下一斉親子ふれあい週間」の第2弾として、『ノーメディア・チャレンジ』のアンケートに取り組みました。

今回の研修委員会だよりでは、そのアンケート結果を掲載してみました。保護者同士での話し合いや、各家庭で親子のコミュニケーションをとる際に、参考として活用されることを願っています。

今後とも、親子のふれあいの促進や、子ども達の基本的生活習慣の健全化を図る取り組みにご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。

「研修委員会だより」が発行されました。

研修委員会だより(平成27年05月20日発行 )

もうひとつの「東日本大震災復興支援」~被災地の子どもたちに寄り添う~

福岡市PTA協議会 主催 PTA啓発研修大会

平成25年12月25日 アクロス福岡シンフォニーホール

東日本大震災の「復興支援」をとおして、子どもたちに必要な仲間意識や人権意識について考えようと、リレートーク形式で発表がありました。

研修会内容

コーディネーター
文部科学省生涯学習政策局社会教育課
地域・学校連携推進室 連携支援係長
熊切 隆 氏
仙台市立富沢中学校
校長 庄子 修 先生

福岡市PTA協議会被災地(仙台市)視察報告

福岡市生徒発表「被災地について思うこと」

福岡市立梅林中学校  2年 中島尚仁さん
福岡市立箱崎中学校  3年 木下綾華さん

福岡市の生徒を代表して梅林中学校の中島さんが、「長田先生の講演会を聞いて衝撃をうけた。震災後の不自由な生活、現状を知らなかった。今の生活は当たり前でない、生きることが大事と考えさせられた」と発表。箱崎中学校の木下さんは、「ニュースを見て驚いた。呆然とするだけだった。今後は陰ながら支えてくれている仲間に感謝する心、人を思う心をしっかりと後世に受け継ぎたい」。

もうひとつの「東日本大震災復興支援」~被災地の子どもたちに寄り添う~

講話「3.11学校と生徒」

仙台市立富沢中学校 校長 庄子 修 先生

「今日の福岡市の生徒の発表をきいてたのもしく思った。中学生は担い手であり宝物。遠くの方々からの支援は励みになる」と述べ、続いて、震災当時の学校と生徒の様子について語られた。
「病院でもないのに学校に次々と人が運ばれて来て、その状況をただ受け入れるしかなかった。行政をたよることもできず、様々なことを教員がやり、中学生もよく働いてくれた。今、被災地は、瓦礫が撤収されただけで、まだ10万を超える人々が仮設住宅暮らしを余儀なくされている。今やらなければならないことは、防災教育、自分に何ができるか考え生き抜く力、社会貢献への意識づけ、語り部、復興へ向けて自分たちで立つこと」。

仙台市生徒発表「復興へ、今私たちにできること」

仙台市立富沢中学校
3年 小野寺菜月さん 庄司梨乃さん
2年 髙相義忠さん  佐藤晴彦さん
講評
国立教育政策研究所 生徒指導・進路指導研究センター
総括研究官  長田 徹氏 (文部科学省初等中等教育局教科書調査官)

講話「3.11学校と生徒」

これをうけて仙台市立富沢中学校 校長 庄子修先生が、「生徒の発表をきいてたのもしく思った。中学生は担い手であり宝物。遠くの方々からの支援は励みになる」と述べ、続いて、震災当時の学校と生徒の様子について語られた。
「病院でもないのに学校に次々と人が運ばれて来て、その状況をただ受け入れるしかなかった。行政をたよることもできず、様々なことを教員がやった。中学生もよく働いてくれた。今、被災地は、瓦礫が撤収されただけで、まだ10万を超える人々が仮設住宅暮らしを余儀なくされている。今やらなければならないことは、防災教育、自分に何ができるか考え生き抜く力、社会貢献への意識づけ、語り部、復興へ向けて自分たちで立つこと」。

生徒発表「復興へ、今私たちにできること」

東日本大地震によって,大好きな街が傷ついたと実感した。自分に何ができるのか?暗闇の中、思いだけが募っていった。故郷の復興に向けて自らの手で何か活動していきたいという想いから故郷復興プロジェクトが始まった。

もうひとつの「東日本大震災復興支援」~被災地の子どもたちに寄り添う~ もうひとつの「東日本大震災復興支援」~被災地の子どもたちに寄り添う~
 
仙台市立の全小中学校の児童生徒が、大震災からの復興を願い描いた応援旗189枚が仙台商店街に飾られた。コインアートを作成し、お金は義援金として募金。しだれ桜の植樹を行った。平成24年度は支援活動の写真でモザイクアートを作成。平成25年度は小中学生が復興の思いや願いをこめた折鶴8万羽を仙台七夕まつりで披露。市内の児童生徒から歌詞を募集して復興ソングを作った。助け合った地域の輪を大切にしたいという思いから、ボランティア活動等の活性化を図り、花の植えつけをして地域の様々な施設にプランターを送った。
将来を担う世代として、故郷の再生、そして支えていく自覚をもちたい。笑顔で前に歩んでいけるように、感じているものを大切にしていきたい。
最後に復興ソング「仲間とともに」を庄司梨乃さんが披露。

もうひとつの「東日本大震災復興支援」~被災地の子どもたちに寄り添う~

講評

子どもたちの受けた傷や不安な気持ちは思ったより深く今後のケアが重要。
震災時、学校を核にして、PTAと地域がチームを組み避難所の支援を行った。学校・地域の絆の大切さを実感した。子どもたちが地域の人々に感謝を伝えるため『復興より福興』とランドセルに書いて登校する姿に、生きる希望や勇気をもらった。子どもたちの喜び感動の笑顔に今日も頑張ろうとエネルギーをもらっている。子どもから学ぶことは恥ずかしいことではない。

講演後のアンケート

小学生・児童

  • 被災した人たちが今、自分たちにできることは何かを考えて行動していたところにとても感動した。改めて『絆』の大切さを感じた。
  • あらためて、震災が起きたことの爪痕の大きさ、復興に向かって頑張っている子どもたちの姿をみて、絶対に風化させてはいけないと思いました。

中学校・生徒

  • 「今のあたりまえ」は、「今のきせき」と考え直さないといけないと思いました。
  • 同じ中学生と思えない程、素晴らしい発表だと思いました。歌をきいているとき、目に涙がたまりました。本当に感動しました。

保護者

  • 感じたら動け、生かされている者の使命…心に残りました。
  • 中学生が復興の担い手になっていることにとても感動しました。
  • 親子で参加しましたが、復興について考えるよい機会になりました。「あたり前ではない」日々の生活をそう思い感謝する事、何ができるのか、また、家に帰って子どもと話し合って、実行していかなければと強く感じました。

スマートフォン・SNS時代のネットモラル

成熟したネット社会築こう「スマートフォン・SNS時代のネットモラル」

福岡市PTA協議会役員研修会

(5月16日 少年科学文化会館)

スマートフォン・SNS時代のネットモラル

小・中学生の携帯電話・スマホ所持が急速に増えるなか、ネットモラルをどう教えたらいいのか。専門家による講演とトークセッションが行われました。

内閣府調査では、携帯電話の所持率は小学生で約3割、中学生で約5割。このうちスマホが1割~2割半ばを占めるそうです。文部科学省青少年有害環境対策専門官の関根章文氏から「知識やモラルを身につけていないと、ネット上でのいじめや情報流出などの問題に直面する場合があることや、子どもだけでなく、大人も情報モラル教育が必要」と話しがありました。

スマートフォン・SNS時代のネットモラル

スマートフォン・SNS時代のネットモラル

続いて安心ネットづくり促進協議会の桑崎剛氏が講演されました。桑崎氏は「中学生の携帯電話の所持率は女子が高く、さらにスマホを所持すると使用時間が長くなる傾向にある」と指摘。「諸外国では、子どもに携帯電話・スマホを持たせるときは、親がフィルタリングと使い方のルールを決め、常に履歴をチェックするなど関心を持っている。『携帯が欲しい』と言われて買い与えるのではなく、本当に必要か、どう使うかについて親子間でルールを作り、常に見守ることが大切」と訴えられました。

スマートフォン・SNS時代のネットモラル

トークセッションでは、ソーシャルネットゲーム提供会社「グリー」の小木曽健氏から「ネットで炎上(ブログなどに批判が殺到すること)すると、長期間にわたって悪影響を及ぼす。ネットは道具であり、使う、使わないに関係なく知識が必要」と話されました。

スマートフォン・SNS時代のネットモラル

会場からは「フィルタリングやルールといっても、親の方が詳しくないのが現実」という声も。桑崎氏は「子どもと同じスマホを持ち、同じアプリを利用して、問題点も共有しては」との提案もありました。

最後に、桑崎氏は「親がネットのプロになる必要はなく、子どもと一緒に学ぶ。ただし子どもにトラブルが起きていないか、変化を見逃さないこと。そのトラブルが親だけで対応できるものか、専門機関に相談した方がいいのか見極める力と知識は必要だ。大人も含めて、ネット社会はまだ成熟度が低い。教育や講演をとおして学習し、成熟度の高い社会を築いてほしい」と結ばれました。

参加者アンケートより

  • 子どもを取り巻くネットの現状や危険性について良くわかった。
  • 親としてネットに子どもとどう向き合うか、具体例が紹介され大変参考になった。
  • 内容がありすぎて、時間が足りなかった。
  • 桑崎先生の話をもっとくわしく聞きたかった。

以上多数のアンケートをいただきました。多数の参加ありがとうございました。