企画表題:『親子で考えよう!人の心、自分の心』
~福永宅司先生の一人芝居を通して、学ぼう人権!~
担当責任者:書記 國武 美智代
実施期間:平成22年9月28日(火)
参加人数 :生徒:985人 保護者・地域:81人
活動内容
目的
- 福永先生の一人芝居をとおして、子どもたち1人1人が友だちや相手の気持ちを大切にし、尊重していく心を育てる。
- 勇気をもって個人個人が”いじめ”と向きあっていくきっかけづくり。
- 思春期である子どもたちの心の葛藤を、周りのものが理解し、柔軟に対応していくことを学ぶ機会にする。
- 命の大切さや自尊感情について親子で学び、ともに考え、話し合う時間をつくることによって、家庭の教育力につなげたい。
- 地域の方々に広報し、参加していただくことで、地域全体で人権について考え、共通意識や共通理解を深める。
活動内容
第1部:14:00~
生徒対象 講演会
一人芝居 ~君をいじめから守る~
講師:福永 宅司氏
第2部:16:00~
保護者・地域の方対象 講演会
一人芝居 ~君をいじめから守る~
講師:福永 宅司氏
- 以上、2回の講演会を役員会と成人委員会とで企画実行した。
- 保護者には生徒を通じてご案内を配布し、地域の方にはポスターを作成して広報し、参加を呼びかけた。
- 生徒たちは授業時間である人権学習の時間をつかわせていただき、生徒全員で福永先生の一人芝居をみてもらえるようにした。
成果と課題
成果
- 子どもたちは、真剣なまなざしで一人芝居に見入っていた。
- 生徒アンケートの内容では心で感じてくれた子が多く、感動してもらえた。
- 親と子が同じ講演を聞けたことで、親子のふれあう時間をつくることができた。
- 役員会と成人委員会の合同開催だったため、少し高額な講演会も無理なく開催できた。
課題
- 夕方の時間帯だったためか、保護者と地域の方の参加が少なかった。
- 保護者や地域の方々に連絡が行き届かず、確認もできなかった。それぞれの確認をもっと密にしなければいけない。
- 講演を聞いたそれぞれが、この気持ちや感動をこれからの生活にどうつなげていくか考えなければいけない。
生徒アンケートより
- 今日の一人芝居をとおして”いじめ”をとめる側になろうと思った。
- 言葉の重みを感じた。何気ない行動、何気ない一言が”いじめ”につながり、そして”いじめ”をとめることもできると思った。
- 先生の講演をきいて、私のなかで何かが変わったと感じた。
- 今日の一人芝居をみて、いままでの自分を思い出し、改めて私の周りの人や自分自身について考えた。
- ”いじめ”はエスカレートするとこんなに悲惨なことになるのかと驚いた。そしてとても怖くなった。
- はっきりした”いじめ”はないにしろ、人の陰口などいっている人はいる。その陰口が”いじめ”や”差別”の始まりだということがよく分かった。
保護者・地域アンケートより
- 地域のお年寄りとの斜めの関係もいまや貴重となった。いくらデジタルな時代になっても、人と人との関わりは必要不可欠。
- 他人の子どもに声をかけてみようと思った。
- 何気ない一言が子どもを傷つけているかもと思った。思いやりをもう一度考えたい。
- 一人芝居なので分かりやすかった。子どもと同じものがみられてよかった。
- 子どもに対しても明るく、自分がもし言われたら喜ぶようなプラスの言葉を伝えていきたい。
- 今日帰ったら、息子と福永先生の講演について話をしようと約束をした。
- 多感なころの中学生。扱いに迷い、怒ったり泣いたり・・・。日々の生活に追われるなか、ただただ愛すべき子どもなのに叱るばかり・・・反省した。子どもの自尊感情を育て、自分を好きになり、友だちを大切にできる子に育てたいと思った。