平成19年度の特別事業1は、福岡市教育委員会の委託を受けて、新たに「生活リズム向上校区実践モデル事業」「小・中、保護者連携事業」を加え、内容も充実した45団体の取り組みを支援することができました。
各単位PTAには、実施PTAの活動内容などを掲載した事例集を配布しておりますので、ぜひ参考にされながら今年度の「家庭教育推進プラン」にご応募いただければ幸いです。また、ホームページ上でもご覧いただけるよう、事例集の一部を掲載いたしましたのでご活用ください。
筥松小学校父母教師会 ~読み聞かせボランティア『こぐまのへや』~
参加者 : 児童・保護者・地域の方 約550人 |
毎日の生活の中で、少しでも良い本や絵本とふれあうことによって視野が広がり、心の成長へとつながるよう、大人も子どもも一緒になって楽しい読書へのはじめの一歩にしたいと思い、読み聞かせ活動をしています。
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【活動内容の紹介】
・朝の読み聞かせ(全学年対象) 年間28回実施
・昼休みの読み聞かせ(6・9・12・1月)
・ 9月18日 テーマ:富原先生による「秋のおはなし会」
・12月17日 テーマ:「クリスマスの夜に…」ハンドベル演奏「ジングルベル」
・ 1月21日 テーマ:「福笑い」「落語」
・11月 5日 公演会(学校公開週間時、全校児童対象)
・ 2月15日 ブックトーク(県立図書館「絵本の楽しさお届け便」)
・その他の活動 |
【成果と課題について】
・子どもたちは、読み聞かせやイベントを毎回楽しみにしてくれています。3・6年生は総合の学習を通して活動の中身にも興味をもってくれました。様々な活動の中で、大人と子どもが一緒になって楽しい読み聞かせの雰囲気が広がってきています。 |
野間中学校PTA『一生懸命生きる事の大切さを親子で』
参加者 : 生徒470人、保護者・地域・教職員 合計550人 |
中・高生の自殺や家族間のトラブルなどのニュースが後を絶たず、犯罪の若年化が社会問題となっています。幸い本校の生徒たちは落ち着いていますが、あえて「今の環境が如何に恵まれているか」を生徒・保護者ともにきづいてもらい、改めて家族やまわりの人に感謝し「人の命の大切さ」について考えてもらう機会を作るために企画しました。
【活動内容の一部紹介】
5月:1年間の活動方針について会議
6月:理事会にて趣旨説明、7月11日講演会開催の承認を得る。聴講対象者に生徒を加えることも決まる(各家庭・地域などに案内文配布、ポスターの掲示)
7月:池間哲郎氏、講演会「一生懸命生きることの大切さ」
11月:「子どもと親の会話が出来る家庭づくり」について検討 |
【成果と課題について】
・保護者が子どもの小さな変化を見逃さないで『家庭内の会話』を大事にしようと思います。何かが変わったように感じられました。 |
西花畑小学校父母教師会『ノーテレビ・ノーゲームデー実践』
演題 : 『子どもの睡眠障害』 講師 : 久留米大学医学部精神神経科教授 内村直尚氏 参加者 : 児童709人 保護者90人 |
9月から翌1月にかけて、月1回各家庭で日にちを決め、全部で5回『ノーテレビ・ノーゲームデー』を実施しました。その後アンケート調査、結果報告および空いた時間をどのように過ごしたのか、なども記入してもらい、その中から参考になるものを抜粋し、今後の取り組みに生かしてもらうよう各保護者に配布しました。
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | 全体 | |
児童数 | 111 | 127 | 121 | 125 | 102 | 123 | 709 |
参加児童数 | 78 | 88 | 118 | 86 | 47 | 83 | 500 |
参加率(%) | 70 | 69 | 98 | 69 | 46 | 67 | 71 |
【主にどのように過ごしたか】
・家族と一緒にトランプなどをして過ごした・・32%
【その他の過ごし方】 |
【講演会の感想】 |
【成果と課題について】 |
西陵小学校父母教師会『西陵ハッピーフェスタ』
平成19年9月29日(日)
テーマ : 「愛と平和の心をいちまでぃん(いつまでも)」 |
西陵小学校は、仕事を持っている保護者が多く、少子高齢化により世帯数も減少している状況です。そのため、登下校時の地域パトロールやクラブ活動・本の読み聞かせボランティアなど地域の方に支援していただいています。そこで、日頃お世話になっている地域の方との親睦を深めながら、心の交流の場とすることをねらいに、西陵小学校教職員及び教職員OBと保護者で「INA★バンド」を結成し「青空コンサート」を開催しました。
【活動内容の紹介】
第1部…西陵小学校の先生方と保護者で結成した「INA★バンド」の演奏:「青空」「さとうきび畑」「涙そうそう」「島唄」 |
【活動上の工夫点】
・ポスター・リーフレット等を作成・配布し、保護者や地域の方への参加よびかけを積極的に行った。(自治会でのご案内・町内回覧・町内掲示板や主要機関へポスターの掲示依頼) |
【成果と課題について】アンケートより抜粋
・先生方が団結し、楽しみながら演奏している姿は、子どもたちにもすばらしい影響を与えた。 |
今津特別支援学校PTA『お父さんのための車椅子講座』
平成19年7月22日(日)
講師 : きさく工房 松枝社長 |
本校の生徒のほとんどが車いすなどの姿勢保持具を使用していることから、生活に欠かせないこれらの機器に関する知識や正しい使用法を、専門家から学ぶ機会を設けたいと企画しました。また、講演会の開催を日曜日に設定して、日頃学校に来る機会の少ない父親に参加を呼びかけました。
【講演内容の一部紹介】
①.脳性まひの定義 ②.廃用症候群について |
【講演会アンケートより】
・大変参考になりました。脳性まひの二次障害のこと、廃用症候群のことなどとても聞きたかったことでした。子どもたちがいつも使っているもの、必要なものについての製作サイドからのお話はとても興味深かったです。実際に座ってみた感じを忘れないように、子どもに接していかなければと思いました。 |
【成果について】
・日頃、学校行事に参加が難しい父親にも、子どもたちの生活に関わる専門家からの講演はとても刺激になったようで、参加者アンケートにも積極的な次回の講演テーマの提案がみられました。機器の取り扱いやしくみといった今回の講演内容で関心が深まったと思います。 |