実施日 | 平成28年11月11日~12日 |
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場所 | 内浜小体育館 |
対象・参加人数 | 小学生児童25名、中学生1名、幼児3名、PTA31名 |
活動内容
<目的>
平成28年4月に熊本大地震が起き、福岡でも大きな揺れを体験した。地震などの災害は他人事ではなく、いつ自分の身に降りかかるかわからないと痛感した。子どもたちと共に防災について学び、意識を高めていくことを目的とする。
<内容>
(1)避難所体験
- 「避難」に必要な物を各自で考え持参してもらい、避難所での生活を体感してもらう。
- 段ボールを使用して一晩眠る場所を作る
- アルファ米を夕食として提供し、非常食を試食する。
(2)防災についての討論
- 講師に消防士を招き、ワールドカフェスタイルでの討論。
- 今回の体験についての発表
この活動を行って
23世帯、60名での活動となった。段ボールを使用した就寝スペースづくりでは、各家庭親子で協力しながら作成することができた。子どもたちもアイデアを出しながら活動していた。また、他の家庭が作成しているものを参考にして工夫を加える姿も見られた。
ワールドカフェスタイルでの討論では「1週間後に大地震がくるとしたら、それまでどのようにすごしますか?」というテーマを講師に与えられ、2~3世帯のグループで討論を行った。最初は戸惑っていた参加者も子どもたちの自由な意見をきき、大人も子どもも活発に意見を出す姿が見られた。
成果・課題
- 一晩とはいえ体育館ですごしたことで、何ヶ月も避難所生活をおくっている被災者の方の状況が大変なものであることが痛感できた。
- あらたな交流の場となり、保護者も子どもたちも連帯感を感じることが出来た。
- 実際の避難所では水も電気も使えない状態が考えられるので、もっと厳しい環境での避難所体験の実施も考えたい。
- 実際の避難所では被災者も運営に当たるようになると考えられるので、参加者にも避難所での役割を分担してもらう工夫が必要であった。